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2023/07/27 次世代型教育

京都大学高大連携プロジェクト「野生動物初歩実習」番外編

7月21・22日
今回の飼育員体験は高大連携プロジェクトと直に関係ない取り組みです。
野生動物実習に参加している2年生の生徒が自分で探して見つけてきた持ち込み企画。
春の天王寺動物園プログラムをきっかけに、生徒のほうから「ホームページを調べていると飼育員の体験が学校単位で出来るらしい。飼育員さんや獣医さんとじかに関われるし、動物の飼育面からも観察がしてみたい」との申し出があり、早々に日程を調整して天王寺動物園で飼育体験をさせていただけることになりました。

1日目はホッキョクグマをはじめとするクマのゾーン、ふれあい動物(テンジクネズミのプチ講義)、鳥類のグループに分かれて活動していました。
「間近にレッサーパンダが見られた」「獣医さんから直にお話が伺えた」など貴重な体験ができました。2日目は草食動物、肉食動物、爬虫類などの動物に分かれて活動をしていました。現在、研究に取り組んでいるゾウやキリンについてのお話も聞けたようで、大きな収穫となりました。
2日間の飼育体験が終了し、貴重な経験やたくさんのお話が聞けた生徒たちは大満足です。最後の反省会では、生徒から「環境エンリッチメントと飼育について」や、「動物福祉の観点からの動物園」「トレーニングの果たす役割と麻酔の危険性」などについて質問や意見が出て、この2日間、本当によく考えて行動できんだと感じさせられました。天王寺動物園の飼育体験担当の方からは、「興味をもって質問をたくさんしてくれたし、積極的に学んでくれた。」と、生徒の熱心さや頑張りに高い評価をいただきました。

天王寺動物園の皆さん、日々の業務で大変なところ、暑い中で生徒たちの様子を見て熱中症のリスクを回避しつつ、たくさんの体験を取り入れてくださりありがとうございます。本当にお世話になりました。次回もよろしくお願いいたします。