京都大学高大連携プロジェクト「野生動物学初歩実習」
今回は特別編です。
京都大学との連携プロジェクトから少し外れますが、学校の文化祭での中間発表に向けた経過発表と、日本人類学会で発表させていただいた報告です。
9月30日と10月1日に行われた文化祭では9期生(今年度の活動生徒)の5グループ全部が約10分ずつの発表を行いました。まだデータも途中で、分析も終わっていない状態のものもありますが、現在の取り組みの様子や、どれだけ“好き”かが伝わる発表でした。両日ともたくさんの方が発表を見に来てくださり、教室いっぱいで立ち見が出るほどの賑わいでした。たくさんの方に注目していただき、途中ながらも発表を聞いていただけてありがたいです。
また8期生(現在継続の3名含む)2グループが日本分類学会で発表をさせていただきました。
「カモの最適な生活環境に関する考察」(関西大倉 森・中井)
「子キリンにおける社会的行動の傾向の変化」(関西大倉 山口、北野高校2名)
東北大学で行われているポスター発表に参加するため現地とオンラインでつなぎ、時間を調整しながらの発表です。持ち時間も発表は5分程度。鋭い質問もたくさん会場からいただき、貴重な経験となりました。
研究者の方の講演にも参加させていただき、「生き物のつながりの科学」「島と寒さが作る金華山のサルの顔」「ニホンザルの観察は動物園から始めましょう」というテーマで興味深いお話をしていただきました。
日本人類学会での受賞は逃しましたが、参加されている他の高校生たちの発表に強い刺激をもらいつつ、「もっとこうすればいい」「もっと別の方法も試してみたい」「あれはできないか」「こんな見せ方もあるのか」などと次への課題満載で終了しました。
11月中旬には京都大学で中間発表があります。
9期生のみなさん、頑張ってデータまとめと分析を進めてください。
その前に中間考査。うまく時間を使い分けながらテストも頑張って結果につなげてくださいね。