高校洋弓部 近畿大会結果報告
7月20日(土)から開催されていました第63回近畿高等学校アーチェリー選手権大会に、高校3年の尾山冬子、高校2年の胡田心菜、丸山実紅、米原楓が出場しました。
詳細はhttps://www.fs-sports.jp/ac/2024kokuriha/を参照してください。
第1エンド終わり際に突風が吹いて多くの選手が狙い通りの行射ができず、再度吹くのではないかという恐れから調子を崩した選手もおり、波乱含みの入りとなりました。その後は雷鳴が聞こえてくる中で前半戦を終え、運営側の判断で72射の予定から36射で以て個人・団体の決勝進出者が決まりました。
<個人戦>
尾山冬子:70m36射競技 189点 女子58人出場中44位で予選敗退
米原楓:70m36射競技 217点 女子58人出場中35位で予選敗退
丸山実紅:70m36射競技 243点 女子58人出場中17位で予選通過
決勝R 1回戦 丸山実紅(関西大倉)6-2 藤森美都(神戸山手女子)
2回戦 丸山実紅(関西大倉)0 – 6 今井希海(近大附属)
胡田心菜:70m36射競技 269点 女子58人出場中6位で予選通過
決勝R 1回戦 胡田心菜(関西大倉) 6-0 原田雫(近大附属)
2回戦 胡田心菜(関西大倉)6 – 4 月原花音(大津商業)
3回戦 胡田心菜(関西大倉)1 –7 徳山晃以(近大附属)
丸山は初のマッチ戦で、1回戦は第1エンドこそ不振だったものの平常心を保ち、第2~4エンドを2点差または1点差で凌ぎ、2回戦に進出しました。2回戦の相手は全国最上位で鎬を削る選手(最終的にこの大会の個人戦優勝者)でこちらの完敗でしたが、各上の相手に臆することなく堂々と行射ができました。
胡田は1回戦は強豪校の1年生選手相手でしたが、70mマッチ戦の経験値と現時点の完成度の高さで完勝しました。2回戦は同じ2年生にして先の3月に1年生でともに全国選抜に出場した強敵相手で、一進一退の攻防を経て最終第5エンドで安定した行射をして勝利しました。3回戦は同じ大阪の国体少年女子代表の1人(最終的にこの大会の個人戦準優勝者)で、共に1回戦の調子なら互角と踏んでいたのですが、一気にギアを挙げられて1回引き分けるのが精一杯の完敗でした
<団体戦>
予選:胡田・丸山・米原の36射計が729点で、出場校12校中4位で予選通過
決勝:1回戦 関西大倉 0-6 奈良学園
相手と本校の予選の点数差は僅差で、本校の方が順位が上だったのですが、相手は今年も含めてインターハイ団体出場の常連校ということで、メンバー全員がミスショットをほとんどしない精度の高さに完敗でした。
暑い中でしたが、多くの保護者、社会人・大学生のOBの応援に来ていただき、無事終了しました。4人のうち2人が個人予選を通過できませんでしたが、彼女たちの大阪での予選の奮闘がなければこの大会には出場出来なかったわけであり、1年生マネージャーの献身的なサポートも含め、関わった部員全員の力で本校洋弓部の歴史で初めて女子団体での決勝進出、女子個人での最高順位(ベスト8)獲得を為しえました。
胡田 個人戦2回戦
丸山 個人戦1回戦
胡田 ベスト8(第5位扱い)表彰