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2022/10/04 すべて次世代型教育

高校1年生が大阪大学工学部見学会に参加しました

10月3日(月)に高校1年生が大阪大学工学部見学会に参加しました。120周年記念式典の代休であった当日、希望者28名が大阪大学吹田キャンパスを訪れ、金属AM(3Dプリント)センターと超高圧電子顕微鏡センターを見学させていただきました。当日は、工学部の小泉雄一郎先生と佐藤和久先生に無理をお願いして時間を作っていただき、施設の見学と説明を実施していただきました。

 

 まずは教室で大まかな説明を受け、その後4~5名の小班に分かれて見学を行いました。

             

AMセンターでは実際の3Dプリンターを見せていただきました。金属材料に電子ビームやレーザーを照射して3D構造体を生み出し、航空・宇宙から生体・医療といった多岐にわたる分野かつ広い用途で用いられています。

       

球状のものは電子ビームで、東京スカイツリーはレーザーで作成されたそうです。なお、この研究施設で作られたスカイツリーの模型が、実際のスカイツリーで展示されています。

   

タンクが1つのHITACHI製の電子顕微鏡は世界最大でここにしかありません。タンクが2つある日本電子製の電子顕微鏡は世界に数台だそうです。特に世界最大の電子顕微鏡は世界で唯一300万ボルトの照射ができるそうで、各地から研究者が集まってきます。なお、大阪大学の学生は、教員の指導の下であればこの機器を扱うことができるそうで、恵まれすぎた環境に驚きしかありませんでした。参加した生徒達にとっては実際の研究室や機器に触れることができ、非常に良い経験になったと思います。また、小泉先生、佐藤先生、お手伝いいただいた大学院生の皆様、お忙しい中、本校生のためにお時間作っていただきありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。