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2023/04/07 すべて

ラグビー部OB木田晴斗、フルタイム出場で名門コベルコ神戸スティーラーズを撃破

 1月8日開催の第3節花園近鉄ライナーズとの試合に続いて、3月26日にラグビーの聖地・花園ラグビー場にて、ディビジョン1第13節コベルコ神戸スティーラーズとの試合が行われた。第5節の神戸スティーラーズとの試合は4点差でからくもスピアーズが勝ち切ったが僅差の戦い、今節は雨中での試合ということもあり、熱戦が予想される。試合は序盤から激しいプレーで優位に進めるクボタスピアーズがペナルティーゴールを重ね、6対0とリードして迎えた前半24分、木田選手にとってこの日最初の見せ場が訪れた。ハーフウェイライン近くでのスクラムからのパスをバーナード・フォーリー選手が20mほど前進し、木田選手へロングパス、受け取った木田選手が力強いランニングでさらに10mほど前進し、相手選手2人からのタックルを受けながらテアウパ・シオネ選手に左手一本でのオフロードパスを繋ぎ、最後はファウルア・マキシ選手がトライを挙げた。木田選手の持ち味である細かいフットワークと強い体幹が発揮された素晴らしいプレーで、この日最初のトライを演出した。前半28分には木田選手がアタアタ・モエアキオラ選手に対し強烈なチョークタックルを浴びせ、モール・アンプレアブルの反則を呼び込んだ。この力強いプレーに対し、観客からのどよめきとともに「ナイスタックル!」の声が場内に響いた。前半36分のカウンターアタックの場面でも華麗なフットワークからバックフリップパスで味方選手に繋ぐなど見事なプレーを終始披露してくれた。また、後半35分には「木田選手がスクラムのNO.8やFLの位置に入る」など最後の最後まで楽しませてくれた。
 さて、今節も23対14としっかり勝ち切ったスピアーズ。シーズンも残り3試合となり、その後はいよいよ上位4チームによるプレーオフトーナメントを迎える。現在2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイのプレーオフ進出はほぼ間違いないだろう。優勝を目指して戦うスピアーズ、その中で現在トライランキング2位、ラインブレイクランキング4位とひときわ輝きを放つ木田選手に注目し、より一層の応援をお願いしたい。

写真提供 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ