ラグビー部OB木田晴斗 日本代表入りへ猛アピール 花園近鉄ライナーズ戦で4トライの大活躍、今季3度目のPOM
花園近鉄ライナーズ戦で4トライの大活躍、今季3度目のPOM
4月8日(土)に行われた花園近鉄ライナーズ戦で木田晴斗選手が4トライを挙げ、現在トライ数1位のサンゴリアス尾崎選手との差を一気に「3」に縮める活躍を見せた。
ここ数試合、雨天での試合が続いたことから自慢の大型FW中心の攻撃が多かったスピアーズだったが、この試合は違っていた。開始3分、FWの力強いプレーでこの日最初のトライを挙げると、7分にはスクラムから左へ展開、パスを受けたリカス・プレトリアス選手がDFラインの裏へ抜け出し木田選手へパス、素晴らしいポジショニングでパスを受けた木田選手が約20mを走り切り今季12個目のトライ、決定力の高さを見せつけた。続く9分、敵陣10mライン付近のラックから左へ展開、細かいパスを繋ぎ最後はバーナード・フォーリー選手のオフロードパスを木田選手が受け、瞬間的な加速で目の前の相手選手を置き去りにし、40mを独走しトライ、その圧倒的な加速力とランニングスキルの高さに観客からは感嘆の声が上がった。19分にはグラウンド中央付近からのバーナード・フォーリー選手の絶妙なキックパスを木田選手がキャッチし、約40mを独走、追いかけてくる相手選手も自慢のスピードで振り切りこの日3個目のトライ、開始20分でハットトリックを挙げる圧巻のパフォーマンスを見せた。後半もスピアーズの勢いは止まらず、52分には敵陣22m付近でハラトア・ヴァイレア選手からのロングパスを木田選手が受け、20mを独走、最後は飛び込んでくる相手選手を華麗なジャンプでかわし、左隅にこの日4個目となる技ありトライ。このダイナミックなトライに、会場に詰めかけた多くの観客からこの日一番の歓声が上がった。木田選手は72分にもゴール目前まで迫るランニングを見せ、ノーサイドの瞬間まで観る者を大いに楽しませてくれた。この日の大車輪の活躍が認められ、木田選手は今季3度目となるPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された。
リーグ戦も残すところ2試合となったが、トライ王も視界に入ってきた木田選手、『新人王』と『トライ王』のダブル受賞も現実味を帯びてきた。また、この試合でプレーオフ進出が決定したスピアーズ、残り2試合はプレーオフを見据えた戦いが見られるであろう。次節の試合も待ち遠しい。
今季こそは『日本一』を成し遂げたいクボタスピアーズ・船橋東京ベイ、そして学生時代からの目標である『日本代表』を目指して戦う本校OBの木田選手により一層の注目と熱い応援をお願いしたい。
写真提供 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ