高大連携講座「学問体感 Vol.1」を、信州大学 繊維学部・森山徹先生にご実施いただきました。
全国国公立大学の先生方の模擬講義を受講する「学問体感」。今回は信州大学 繊維学部 機械・ロボット学科の森山徹先生に「心とはなにか。ダンゴムシの行動実験で考える」という講義をオンライン形式でご実施いただきました。
現在、日本の国公私立大学で繊維学部は信州大学にしかありません。本校では過去に繊維学部の先生方に「人工臓器の開発」、「感性工学」、「DNA研究」と3回の講義を実施いただきましたが、今回は「ダンゴムシの心理学」です。学部名からはこれらの研究内容は容易に想像できませんが、いずれも繊維学部での研究です。
森山先生には、ダンゴムシを用いた研究動画を見せていただき、その不思議な動きを直に確認することができました。また、なにげなく見ているだけの「ダンゴムシ」に、「なぜ?」と考えてみることの大切さも示唆していただきました。
以下、参加した生徒の感想をお知らせいたします。
「普段は聞くことのできないような貴重なお話をうかがうことができ、興味深く、いい経験をさせていただきました。この講座に中3生の私が参加できたことをとてもうれしく思っています。森山先生、今日は本当にありがとうございました」
「一見心がないように思えるダンゴムシが人間と同じような動きをすること、また限界に近づくと規則的な行動をやめるということに驚きました。今回の講義を受講して、身近なものにもっと興味をもって接したいと感じました」
「今回受講させていただき、普段は考えないようなことを考えるおもしろさや、大切さを学びました。こういった経験ができ、参加して本当によかったです」
「ダンゴムシの実験がレスキューロボットの開発に役立つということに興味を感じました。災害時に人の命を救うレスキューロボット。「命の守り方」にもいろいろな形があり、それを支えるいろいろな研究があるんだなあと思いました」
講義終了後は、質疑応答、個別質問もご対応いただき、充実した時間を過ごすことができました。森山先生、お忙しい中本当にありがとうございました。(阪口)