京都大学高大連携プロジェクト「野生動物学初歩実習」
9月10日・17日・18日・23日
日を追うごとに真夏の暑さから、秋の気配を感じるようになってきました。日中はまだかなり暑いですが、観察スタートの午前中は過ごしやすくなってきています。人間が過ごしやすいということは、動物たちも過ごしやすいということなのでしょう。夏場はぐったりとして日陰に入りっぱなしだった動物の動きが良くなってきました。観察にも張り合いが出てきます。とくにキリンとシマウマグループは忙しそうに活動しています。
動物園での調べ物や、話し合いも熱のこもった様子です。ジュニアアドバイザーの学生さんを輪の中心に自分の考えを伝え、ほかの人の意見を参考にしつつ議論を深めていく姿は、少しずつでも進展しているのがわかり、見ていてうれしいものです。新しい機材や、カメラの撮影、パソコンの操作なども必要に迫られてできるようになってきている様子で頼もしいです。京都大学のほうから、ビデオカメラや風力計や湿度・温度計なども借りて多くのデータを並行してとっています。観察が進むにつれ、新しい課題や、新しい切り込み口が出てくるようで、みんな生き生きと取り組んでいます。
文化祭での発表までラスト1週間。うまくデータをまとめて、「伝わる発表」を目指してくださいね。
文化祭の2日間。9月30日(土)11時30分と、10月1日(日)11時から両日とも情報実習教室をおかりして活動の中間発表を行います。興味のある方はご覧いただけると嬉しいです。
今年度の9期生として活動している内容からは少しずれますが、大学の先生のほうから高校生が発表できる場を紹介していただき、8期生のメンバー(継続してこの活動に取り組んでいる2年生と府立北野高校の生徒)の数名で、日本心理学会の高校生学部生発表にキリンをテーマにエントリーしています。また日本人類学会の中高生ポスター発表にもキリンのテーマと、マガモのテーマでエントリーしています。生徒のほうからやってみたいと申し出がありました。新しいことにどんどんチャレンジしたいという意欲的な姿勢がいいですね。人類学会のほうはオンラインでの発表のようです。この様子も後日紹介させていただきます。