本好きの中学生が集まる「読書サロン」開催
「本好きな人たちともっと語り合いたい」
中学2年生のある生徒の一言からはじまった「読書サロン」。
先日第一回が開催されました。
テーマは「好きな本を紹介しよう」
中学1年生から3年生まで、それぞれがお気に入りの本を持って熱く語ってくれました。
語る側はもちろん、聞く側も「それからどうなるの?」「主人公はどう成長していくの?」「おすすめの章は?」など興味津々。新しい本との出会いに胸をときめかせていました。
主催者の中学2年生は「時間が全然足りないと感じるほど、面白く有意義な時間でした。学年関係なく本が好きだという気持ちが共有できるいい場になったと思います。」と満足気な様子。
また、参加者もこんな感想を述べてくれました。
「この本が好き!という強い気持ちを『面白いから』の一言で終わらせてしまうのではなく、どれだけ相手に伝えられるかが案外難しかったけれど、何度も話すうちに自分はこう思っているということが客観的にわかってきて、それを相手にもうまく伝えられるようになったとおもう。」
「最初は緊張して気まずかったけど本が好きな同士だったからすごく話が盛り上がって楽しかったです。習い事の関係で、17時20分バスで帰らないといけないのに時間を忘れて危うく乗り遅れるところでした!」
本校の中学1年生・2年生の国語は、好きな本を読んで学ぶ「読書家の時間」、好きなことを書いて学ぶ「作家の時間」を行っています。これらの取り組みの目的は「自立した読み手・書き手を育てること」
今回開催された「読書サロン」は、まさに「自立した読み手」たちから生まれたものです。
これからも、人と本をつなぐ場所として大切にしていきたいと思います。