模擬裁判 兵庫県大会に出場
11月12日(日)
第3回高校生模擬裁判選手権兵庫県大会が神戸地方裁判所で行われました。出場校は関西大倉(本校)、神戸女学院高等部、兵庫県立神戸高等学校、白陵高等学校の4校です。参加校数の関係で、大阪から出場できる1枠に入れていただくことができました。
模擬裁判は実際の裁判手続きに則った形の教材を用い、教材に示された証拠に基づき、検察側と弁護側の各立場に立って主張・立証活動を行うもので、審査員は各校の立論・立証を評価して採点し、その総合得点で勝敗を決定します。
9月に参加が決まってから、支援弁護士の先生方が何度も関西大倉に足を運んでレクチャーをしてくださり、裁判の手続きから進め方、考え方、尋問や質問、論告・弁論について細かく指導してくださいました。初めは講義を受けるだけだった生徒たちが、情熱を持ちどんどんのめり込んで取り組んでいく様子が見てわかりました。
模擬裁判直前に、高校1年生は学年閉鎖があり、2年生は修学旅行。やっと登校ができても、それぞれのクラブの都合があったり、体調を崩したりと、まったく揃わず散々でしたが、来れる人でお互いカバーしあい、自宅からzoomでつないで内容を詰め、直前の土曜日には朝から資料作成に追われつつ、何とか本番にたどり着くことができました。
本番は、落ち着いた話し方や、系統立てて話ができ、最高の出来だったと思います。
2試合が終わった後の結果発表。
思いもかけず、まさかの優勝をいただきました。参加生徒たちは本当にうれしそうで、達成感、満足感でいっぱいだったようです。
お世話になった支援弁護士の先生方、兵庫県弁護士会の皆さま、会場を提供してくださった神戸地方裁判所の担当の方々、本当にありがとうございました。
生徒たちには今後につながる大きな経験となりました。
「来年も出たい!」「面白かった!」生徒たちは活き活きとした表情で感想を話してくれました。今回の参加を通して、未来の裁判官や検察官、弁護士に就きたいと思う生徒が増えるのではないかと感じます。