学問体感vol.1として、京都大学 工学部 理工化学科・田中 勝久先生をお招きいたしました。
学問体感vol.1として、京都大学 工学部 理工化学科 教授・田中勝久先生に「情報化社会を先導する無機材料」という講義を実施いただきました。
先生ご自身の生い立ちにはじまり、さまざまな情報技術を支える光ファイバーやレーザーといったデバイスの多くが無機物質・材料から作られていること、最新の研究内容、最後に大学での学び方や今の学校での英数国理社の学びの大切さなど、多くの示唆に富んだお話をいただきました。
以下、受講生徒の感想になります。
『私たちの身近にある光ファイバーやレーザーのしくみのお話が興味深かったです。また、電子レンジでなぜ食品を加熱できるのか、輪ゴムはなぜ伸びるのか、といった当たり前で考えたこともなかったことも知りたいと思えました。これからは自分でも周りのものがどういうしくみなのか、注意深く考えてみたいと思います』【中学3年】
『大学では理学部をめざしています。物理学科にするか化学科にするか迷っていますが、今日の田中先生のお話で化学の魅力に気付きました。私たちの身の周りにはさまざまな便利なものがあり、それらの多くは化学分野で見つかった物質でできていると知り、人類の進歩は化学の進歩と隣り合わせなのかなと思いました。また、「今勉強している科目は必ず役に立ち、強力な武器になる」、「私たちの日常生活すべてが科学」というお言葉がとても印象に残りました。本日はありがとうございました』【高校1年】
講義終了後は個別の質問にもご対応いただきました。
田中先生、本日は貴重なお時間を、また生徒にとっては将来を考えるいい機会をいただき、本当にありがとうございました。(阪口)