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2025/03/19 中学校

中学卒業式を挙行しました。

17日(月) 10時より、ハイブリッドホールにて「第29回 関西大倉中学校卒業式」を挙行しました。

 129名の皆さん、卒業おめでとうございます。

以下、式次第より「関西大倉中学校を卒業される皆さんへ」引用

関西大倉中学校を卒業される皆さんへ

 「看脚下(かんきゃっか)(脚下照顧(しょうこ)」

 今から900年程前の中国宋の時代、ある夜、臨済宗(りんざいしゅう)の高僧五祖法演(ほうえん)が、三人の弟子を伴い寺に戻る途中、提灯の火が突然消えてしまいます。慌てる弟子たちに法演禅師は、禅問答らしく、「この場で各自一句述べてみよ」と命じます。すると弟子の一人克勤(こくごん)が、「看脚下(脚下(あしもと)を看(み)よ=足もとを看よ)」と答えたという故事にちなみます。周囲が突然暗闇になる事態に陥った時でも慌てず、自分の足もとに目を向け、一歩一歩、確かめて進めば道も拓けてくるという意味です。

 立ちはだかる課題の解決に、自分自身の「脚下」にこそ答えがある。本校を卒業される皆さんは、自分自身の現状、実態を踏まえ、しなければならないこと、人として当たり前のことを身に付けなければならないことを忘れてはならない。「自己を究明せよ」という教訓を示しています。

 高等教育機関を修了すれば、社会に貢献することが求められますが、君たちが飛躍する上で大切なことばでもあります。進むべき正しい針路を見いだすために、「今=現在」を考え、「現実」を見据え、まさに足もとから着実に一歩ずつ実践し、前に進んでください。 

時間は有限、努力は無限、後悔は永遠です。

道は自分でつくるもの、道は自分で拓くものです。
人がつくったものは自分の道にはなりません。

関西大倉中学校を卒業される皆さん、卒業おめでとう。

2025年(令和7年)3月17日  
関西大倉中学校 校長 古 川 英 明